貝殻広場とパリオが息づく中世都市シエナ
シエナはフィレンツェと覇を競ったトスカーナの古都で、レンガ色の建物と迷路のような路地が中世そのままの姿を今に伝えます。街の中心にある貝殻型のカンポ広場は、年に2度開催される伝統の競馬祭パリオの舞台としても有名です。観光地化されすぎていない落ち着いた雰囲気が、フィレンツェとはまた違う魅力を放っています。
見どころ
カンポ広場
扇形に広がるヨーロッパ屈指の美しい広場で、街の生活と歴史が交差する中心地。ここでパリオが行われる。
プッブリコ宮殿とマンジャの塔
広場に面した市庁舎で、塔からはシエナとトスカーナの丘陵地帯を一望できる。内部にはロレンツェッティの壁画「善政と悪政の寓意」も。
シエナ大聖堂(ドゥオモ)
白と緑黒の縞模様の大理石が印象的なゴシック建築の傑作。床のモザイクやピッコローミニ図書館の装飾も見逃せない。
ドゥオモ付属美術館
ドゥッチョの「マエスタ」など大聖堂ゆかりの名作を間近で鑑賞できる美術館。
サン・ドメニコ聖堂
聖女カタリナゆかりの教会で、彼女の頭部の聖遺物が安置されていることで知られる。丘の上から旧市街の眺めも良い。
サンタ・マリア・デッラ・スカラ
かつてヨーロッパ最古級の病院として機能した複合施設で、現在は博物館として中世の壁画や地下遺構を公開。
フォルテッツァ・メディチェア
メディチ家が築いた要塞跡で、緑豊かな公園として市民の憩いの場になっている。城壁からの夕景も美しい。
モデルコース(1日)
グルメ
シエナの食文化はトスカーナの田舎料理と中世からの伝統菓子が融合している。
4月から6月、または9月から10月が気候も穏やかでおすすめ。7月2日と8月16日のパリオ開催時期は街全体が熱気に包まれるが、宿泊予約は早めが必須。真夏の日中は観光には暑すぎることもある。
旧市街はほぼ全域が徒歩圏内で、坂道と石畳が多いため歩きやすい靴が必須。フィレンツェからは高速バスで約1時間15分、鉄道より本数が多く便利。
カンポ広場を見下ろすテラス席のカフェは割高なので、地元客で賑わう路地裏のバールでエスプレッソを頼み、広場は座って景色を楽しむだけにするのが賢い過ごし方。
よくある質問
シエナはフィレンツェから日帰りできますか?+
可能です。高速バスで約1時間15分のため日帰り観光もできますが、パリオ観戦や夜のカンポ広場の雰囲気を楽しむなら1泊するのがおすすめです。
パリオとはどんなお祭りですか?+
年に2回、カンポ広場を舞台に街の各地区が誇りをかけて競う伝統の裸馬競走で、中世からの衣装行列と共に街全体が熱狂します。
シエナ観光には何日必要ですか?+
主要な見どころだけなら1日でも回れますが、美術館や周辺のトスカーナの丘陵地帯も楽しむなら2泊3日程度が理想的です。