石油マネーが生んだ砂漠の首都、アブダビを歩く
アブダビはUAEの首都でありながら、観光の派手さではドバイに一歩譲る分、落ち着いた品格と本物の王族文化が漂う街です。真っ白な大理石のモスク、フェラーリのテーマパーク、ルーヴルの分館が同じ都市に共存するという、他にはない組み合わせが魅力。人工島サディヤット島や高級ホテル・エミレーツパレスなど、オイルマネーが作り上げた景観を実際に歩いて体感できます。
見どころ
シェイク・ザイード・グランド・モスク
世界最大級のモスクの一つで、8万2000平方メートルの白い大理石と巨大シャンデリア、世界最大級の手織り絨毯が圧巻。非イスラム教徒も見学でき、女性はアバヤの無料貸し出しがある。
ルーヴル・アブダビ
フランスのルーヴル美術館と提携した美術館で、ジャン・ヌーヴェル設計の丸い穴だらけの屋根から光が降り注ぐ。古代文明から現代アートまで、東西の文化を横断的に展示する。
エミレーツ・パレス
金箔をふんだんに使った超高級ホテルで、宿泊しなくてもアフタヌーンティーやロビー見学が可能。金の自動販売機があることでも話題。
フェラーリ・ワールド・アブダビ
フェラーリのロゴを模した巨大な屋根が目印のテーマパークで、世界最速クラスのジェットコースター「フォーミュラ・ロッサ」がある。ヤス島に位置する。
コルニッシュ
海沿いに8キロ続く遊歩道で、ビーチ、サイクリングロード、公園が整備されている。夕方に地元家族連れが散歩する姿が見られる。
カスル・アル・ワタン(大統領宮殿)
現役の大統領公式行事施設でありながら一般公開されている珍しい宮殿。イスラム建築の装飾とアラベスク模様の内装が見事。
ヤス・マリーナ・サーキット
F1アブダビグランプリの開催地で、レースがない時期でもサーキット周辺の散策や施設見学、ヤスウォーターワールドとの組み合わせ観光ができる。
モデルコース
グルメ
アブダビの食はアラブ料理を軸に、湾岸諸国やインド、レバノンの影響が濃く混ざり合っている。
11月から3月が最も過ごしやすく、日中でも25度前後で観光に最適。7月から9月は40度を超える酷暑となり屋外観光は厳しいため避けたほうがよい。
市内はタクシーと配車アプリ(カリームやウーバー)が基本の移動手段で、料金も比較的安価。バス路線も整備されているが、主要観光地間の移動には時間がかかるため車利用が現実的。
シェイク・ザイード・グランド・モスクは金曜午前は礼拝のため一般見学が制限されるので、それ以外の曜日の午前中、開館直後の涼しい時間帯に訪れると人が少なく写真も撮りやすい。
よくある質問
アブダビとドバイ、どちらを優先すべきですか?+
モスクや美術館など落ち着いた文化観光を重視するならアブダビ、ショッピングや夜景の派手さを求めるならドバイが向いています。両都市は車で1時間半ほどなので、日帰りでの相互訪問も可能です。
服装で気をつけることはありますか?+
シェイク・ザイード・グランド・モスクなど宗教施設では肌の露出を避けた服装が必須で、女性は頭髪も覆う必要があります。モスク側で無料の貸し出しアバヤが用意されているので手ぶらでも安心です。
治安は良いですか?+
アブダビは中東でも屈指の治安の良さで知られ、夜間の外出も比較的安全です。ただし飲酒は指定されたホテルやバーに限られ、公共の場での飲酒や酩酊は法律で禁止されているので注意が必要です。