砂漠の首都リヤド、超高層ビルと泥の城塞が同居する街
リヤドはサウジアラビアの首都でありながら、2019年の観光ビザ解禁までほとんどの外国人旅行者を寄せ付けなかった街です。ワッハーブ運動とサウード家発祥の地ディライーヤの土色の遺跡と、キングダムタワーやビジネスゲートが林立するオライヤ地区の未来都市感が同じ街に共存しています。中東の中でも特に保守的な社会規範が残る一方、観光開放後は美術館やナイトライフ施設が急速に整備されつつある、変化の途中の首都です。
見どころ
ディライーヤ(アッ・トゥライフ地区)
サウード王家発祥の地で、ナジュド様式の泥レンガ建築が復元されたユネスコ世界遺産。日没後のライトアップが特に美しい。
マスマク城塞
1902年にアブドゥルアジーズ王がリヤド奪還の際に突入した歴史的な泥造りの砦で、建国物語の起点となった場所。
キングダムセンター(キングダムタワー)
逆U字型の特徴的な高層ビルで、最上階のスカイブリッジからリヤド市街を一望できる。
ナショナル・ミュージアム(国立博物館)
アラビア半島の先イスラム時代から建国までの歴史を体系的に展示する、サウジ理解に欠かせない博物館。
エディション・アット・ワジ・ハニーファ
リヤドを流れる緑豊かなワジ(涸れ谷)で、地元家族が週末に散策やピクニックを楽しむ憩いの場。
スーク・アル・ズィル(ジュメイラ・オールド・スーク)
香辛料やナツメヤシ、伝統衣装が並ぶ旧市街の市場で、ディライーヤ観光と合わせて回りやすい。
リヤド・ブールバード・シティ
遊園地やレストラン、コンサート会場が集まる近年開発された大型エンタメ複合施設。
モデルコース1日
グルメ
サウジ料理はナジュド地方独特の質実剛健な味わいと、湾岸各地の食文化が交わる懐の深さが魅力です。
11月から3月が気温20度前後で過ごしやすく、屋外観光に最適。夏(6-8月)は日中45度を超えることもあり屋外活動はほぼ不可能。
市内は広く公共交通網も発展途上のため、配車アプリ(Uberやサウジ版のCareem)の利用が基本。2024年開業のリヤド・メトロも主要区間で使えるようになってきている。
ディライーヤは昼間の乾いた土色の遺跡もいいが、日没後にライトアップされた姿こそ本領発揮。夕方から訪れて隣接するカフェで休憩を挟むのがおすすめ。
よくある質問
女性は服装に注意が必要ですか?+
以前のような全身の黒いアバヤ着用義務は緩和されていますが、肩や膝を覆う控えめな服装が推奨されます。観光客への規制は年々緩やかになっています。
リヤドは治安が良いですか?+
中東の首都の中でも治安は非常に良好で、夜間の外出も比較的安全とされています。ただし現地の法律や慣習の尊重は必須です。
アルコールは飲めますか?+
サウジアラビア全土で飲酒は法律で禁止されており、リヤドも例外ではありません。ホテルやレストランでもアルコールは提供されません。