イタリア

市場の喧騒とモザイクが同居する、シチリアの雑食都市パレルモ

パレルモはシチリア島の州都でありながら、どこか北アフリカや中東の空気をまとった不思議な街です。征服者が入れ替わるたびに残されたモザイク、宮殿、市場の記憶が層になって積み重なり、今も路地の喧騒の中に息づいています。観光地然とした静けさよりも、生活の匂いがする賑やかさこそがこの街の本質です。

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次のステップ

見どころ

1

パレルモ大聖堂

ノルマン様式からバロックまで増改築を重ねた大聖堂で、屋根に上ると旧市街と海を一望できる。歴代シチリア王の墓所もある。

2

ノルマン王宮とパラティーナ礼拝堂

金色のビザンチンモザイクで埋め尽くされた礼拝堂は、アラブ・ノルマン様式の最高傑作とされる。現在もシチリア州議会が置かれている。

3

カプチン地下墓地

数千体のミイラや骸骨が衣装をまとって並ぶ、パレルモ屈指の異色スポット。死生観の違いを肌で感じられる場所。

4

バッラーロ市場

呼び込みの声が飛び交う下町の青空市場で、新鮮な魚介や野菜、揚げ物の屋台がひしめく。パレルモの胃袋を体感するならここ。

5

クアットロ・カンティとプレトリア広場

バロック様式の四つ角と、裸体彫刻が並ぶことから“恥の噴水”と呼ばれる広場が隣接する旧市街の中心。

6

マルトラーナ教会

金地のモザイクが輝くノルマン時代の教会で、ビザンチン美術とアラブ建築が融合した独特の内装が見どころ。

7

モンレアーレ大聖堂

郊外モンレアーレの丘に立つ大聖堂で、内部を覆う黄金モザイクの規模はパラティーナ礼拝堂を凌ぐとも言われる。

モデルコース

8:30
パレルモ大聖堂 開場直後の静けさの中で屋根テラスに上り、旧市街を一望する
10:00
ノルマン王宮とパラティーナ礼拝堂 金色のモザイクをじっくり鑑賞、混雑前の午前がおすすめ
12:00
バッラーロ市場 パニェッレやアランチーネを屋台でつまみながら市場を歩く
15:00
クアットロ・カンティとプレトリア広場 旧市街の中心を散策し、周辺の路地でジェラートを味わう
18:00
マルトラーナ教会 夕方の柔らかい光の中でビザンチンモザイクの輝きを楽しむ

グルメ

パレルモの食文化はアラブ、スペイン、ノルマンの影響が混ざり合い、市場の屋台こそが最高のレストランになる。

パーネ・カ・メウザ · 仔牛の脾臓とラードを煮込みパンに挟んだ、パレルモを象徴する下町のソウルフード。
アランチーネ · 揚げライスボールで、ラグーソースやピスタチオなど具材違いが屋台ごとに楽しめる。
パニェッレ · ひよこ豆粉を揚げたコロッケ状のスナックで、パンに挟んで軽食として食べるのが定番。
パスタ・コン・レ・サルデ · イワシと野生フェンネル、松の実、レーズンを合わせたパレルモ独特の甘辛いパスタ。
ベストシーズン

4月から6月、または9月から10月がおすすめ。真夏は40度近くまで気温が上がり市場歩きも過酷になるため、春秋の穏やかな気候の時期が街歩きに向いている。

市内交通

旧市街はコンパクトで徒歩が基本だが、モンレアーレなど郊外へはバスが便利。中央駅からは近郊路線やタクシーも利用しやすい。

現地の裏技

バッラーロ市場は昼過ぎには店じまいが始まるので、活気を体感したいなら午前中、特に開場直後の時間帯に訪れるのがベスト。

よくある質問

パレルモは治安が心配ですが安全に観光できますか+

旧市街やバッラーロ市場周辺はスリなどの軽犯罪に注意が必要だが、過度に危険な街ではない。貴重品を分散させ、夜間の裏路地を避ければ問題なく観光できる。

モンレアーレへは日帰りで行けますか+

パレルモ中央からバスで30分ほどなので、午前か午後の半日を使えば十分日帰りで往復できる。大聖堂の黄金モザイクは必見。

市場の屋台料理はどのくらいの予算で楽しめますか+

パニェッレやアランチーネは1個2〜3ユーロ程度が相場で、数種類食べ歩いても10〜15ユーロほどで満足できる食事になる。

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