鹿と大仏が共存する古都、奈良の歩き方
奈良は794年に都が京都へ移るまで日本の中心だった、京都よりもさらに古い歴史を持つ街です。奈良公園には1200頭ともいわれる野生の鹿が自由に歩き回り、その隣には世界最大級の木造建築・東大寺大仏殿がそびえます。派手さより静けさと重みを感じたい旅人にこそ向いています。
見どころ
東大寺
奈良の大仏で知られる世界最大級の木造建築。大仏殿の柱には大仏の鼻の穴と同じ大きさの穴があり、くぐると御利益があるとされる。
奈良公園
約1200頭の鹿が自由に暮らす広大な公園で、東大寺・興福寺・春日大社を結ぶ散策の中心地。鹿せんべいをあげる観光客の姿が名物。
春日大社
朱塗りの社殿と約3000基の石灯籠・釣灯籠で知られる世界遺産の神社。参道の苔むした灯籠が並ぶ風景は特に幻想的。
興福寺
五重塔と国宝館の阿修羅像で有名な藤原氏の氏寺。五重塔は現在修理中でも周辺からの眺めは健在。
若草山
標高342mの三段構造の芝山で、山頂から奈良盆地を一望できる。1月には山焼きが行われ夜空を焦がす。
奈良町
江戸時代の町家が残る旧市街で、格子戸の並ぶ路地にカフェや雑貨店が点在する。庚申さん除けの「身代わり申」が軒先に吊るされている。
平城宮跡
かつての都の中心だった広大な史跡公園。復元された朱雀門や大極殿が、当時の壮大なスケールを伝える。
モデルコース
奈良のグルメ
奈良は日本酒発祥の地ともいわれ、素朴で滋味深い郷土料理が多く残ります。
3月下旬〜4月上旬の桜と、10月〜11月の紅葉が特に美しく、若草山焼きが行われる1月末も見応えがあります。夏は蒸し暑く鹿も日陰に隠れがちなので、春秋の訪問がおすすめです。
主要な見どころは奈良公園周辺に集中しており、JR奈良駅・近鉄奈良駅から徒歩圏内で十分歩いて回れます。平城宮跡など少し離れた場所へはバスや徒歩30分ほどの散策も可能です。
鹿せんべいを渡す前に軽くお辞儀をすると、鹿もお辞儀を返すことがあります。ただし紙袋や地図を見せると突進されることがあるので、食べ物は隠すか早めに渡し切るのがコツです。
よくある質問
奈良は京都からの日帰りでも十分楽しめますか?+
はい、京都駅から近鉄またはJRで45分前後のため、主要スポットなら日帰りで十分周れます。ただし若草山や平城宮跡まで足を伸ばすなら1泊が理想です。
鹿にかまれたり突進されたりすることはありますか?+
まれにあります。特にせんべいを持っていると鹿が興奮しやすいので、渡すときは素早く、食べ終わるまで手を出さないのが安全です。
雨の日でも楽しめますか?+
東大寺や興福寺国宝館など屋内の見どころも多く、雨天でも問題なく楽しめます。奈良町のカフェ巡りも雨の日にぴったりです。