石油タワーとスークが同居する素顔の湾岸首都、クウェート・シティ
石油マネーが築いた超高層ビル群のすぐそばに、ペルシャ湾を望む白いタワーと伝統的なスークが同居する不思議な首都、それがクウェート・シティ。観光地としてはまだ知られざる存在だが、湾岸諸国の中でも独自の政治史と豊かな海洋文化を持ち、外国人観光客の少なさゆえにかえって「素顔の湾岸」に触れられる場所でもある。ドバイのような派手さはないが、地元の人々の暮らしと格式ある建築が静かに共存している。
見どころ
クウェート・タワーズ
1979年完成、青と緑のモザイクタイルが特徴的な給水塔で、街を象徴するランドマーク。展望台から湾岸の眺めを楽しめる。
グランド・モスク
湾岸地域最大級の規模を誇るクウェートの国立モスクで、1万人以上を収容できる礼拝堂と美しい装飾が見どころ。
スーク・ムバラキヤ
200年以上の歴史を持つ最古の市場で、香辛料、ナツメヤシ、伝統衣装、金細工まで庶民の暮らしが凝縮されている。
タリーク・ラジャブ博物館
イスラム美術やクウェートの伝統衣装、装飾品を収蔵する私設博物館で、地域の文化史を深く知ることができる。
アル・ハムラ・タワー
波打つようならせん状のファサードが印象的な超高層ビルで、中東でも有数の高さを誇り、内部には高級モールが入る。
国立博物館
イラク占領時の被害から復興したクウェートの歴史・考古学博物館で、湾岸の真珠採り文化の展示も充実。
アル・シャヒード公園
旧市街を貫く緑地公園で、噴水や庭園、博物館が点在し、地元家族の憩いの場として夕方ににぎわう。
モデルコース
食事
クウェート料理は米料理を中心に、湾岸の海の幸とスパイスが効いたペルシャ・インド・ベドウィン文化の融合が魅力。
11月から3月が最も過ごしやすく、日中でも20〜25度前後で屋外観光が快適。4月と10月は暑さが残るが夜は歩きやすく、6〜9月は40度を超える酷暑となるため屋内施設中心の滞在がおすすめ。
市内はタクシーか配車アプリ(カリームやウーバー)が基本の移動手段で、地図上は近く見えても徒歩には不向きな暑さと道幅なので過信は禁物。近年整備されたアヴェニューズ・モール周辺やグリーンラインの遊歩道は歩きやすく、湾岸沿いのコーニッシュは散策向き。
スーク・ムバラキヤでの買い物や食事は、金曜午前の礼拝時間帯は多くの店が閉まるため、木曜夜か金曜午後以降に訪れると賑わいを体感しやすい。
よくある質問
クウェートは観光ビザで訪問できますか?+
多くの国籍者向けにオンラインでの電子ビザ取得や到着時ビザが整備されており、事前にクウェート政府の公式サイトで自国の条件を確認しておくと安心です。
アルコールは飲めますか?+
クウェートは国全体でアルコールの販売・持ち込み・飲酒が法律で禁止されているため、ホテル内も含め一切入手できません。ノンアルコールカクテルやカルダモン香るアラビックコーヒーで代用するのが定番です。
女性の服装で気をつけることはありますか?+
肌の露出を控えたゆったりした服装が無難で、モールや街中では肩と膝を覆う程度で問題ありません。グランドモスク見学時は用意されている黒いアバヤを羽織る必要があります。