カイロ:現役のピラミッドと生きた旧市街が同居する街
カイロは、砂漠の縁に4500年前のピラミッドがそびえ、その足元をクラクションだらけの現代都市が取り囲むという、時間の断層がそのまま街になったような場所だ。ナイル川を挟んで喧騒のダウンタウンと博物館、そして西岸のギザが向き合い、一日の中で古代と現代を何度も行き来することになる。埃っぽく騒がしいが、そのエネルギーこそがこの街の魅力でもある。
見どころ
ギザの三大ピラミッド
クフ王・カフラー王・メンカウラー王の三基が並ぶ、現存する古代世界七不思議唯一の遺構。
スフィンクス
ピラミッド群を守るように鎮座する巨大な石像で、人面ライオン身の姿は謎に包まれている。
エジプト考古学博物館
ツタンカーメンの黄金マスクをはじめ、古代エジプト文明の至宝が所狭しと並ぶ。
ハーン・ハリーリ市場
14世紀から続く旧市街のバザールで、香辛料や銀細工、シーシャ店がひしめく。
シタデル(サラディンの城塞)
12世紀にサラディンが築いた要塞で、内部のムハンマド・アリー・モスクからカイロ市街を一望できる。
コプト地区(オールド・カイロ)
古い教会やシナゴーグが密集する一角で、エジプトのキリスト教史が色濃く残る。
ナイル川クルーズ
夕暮れ時にディナークルーズ船に乗り、ナイル川越しにカイロの夜景を眺める定番の過ごし方。
モデルコース(1日)
グルメ
カイロの食事は豆と炭水化物中心の庶民料理から、中東らしい炭火焼き肉まで幅広い。
10月から4月が快適。日中30度を超えず、砂漠の夜も冷え込みすぎない。7〜8月は40度近くまで上がり屋外の遺跡観光はかなりきつい。ラマダン期間中は日中の飲食店営業が制限されるため事前確認を。
市内はカオスな交通状況で有名なので、短距離移動でも配車アプリ「Uber」か「Careem」を使うのが安心。地下鉄(メトロ)は2路線あり渋滞知らずで安く移動できるが、観光地からは徒歩がやや必要。ギザとの往復や郊外遺跡はタクシーを1日チャーターするのが効率的。
ギザのピラミッド周辺ではラクダ乗りや写真撮影を執拗に勧める客引きが多いので、最初から「ラー(いいえ)、シュクラン(ありがとう)」ときっぱり断るのが一番効果的。料金交渉は必ず乗る前に済ませること。
よくある質問
ピラミッドは市内からどれくらいで行けますか?+
カイロ中心部からギザまでは車で30分〜1時間程度。渋滞次第で変わるので、朝早く出発するのがおすすめです。
女性ひとり旅でも安全ですか?+
観光客向けエリアは比較的安全ですが、しつこい客引きや過度な視線は珍しくありません。肌の露出を控えめにし、夜間の一人歩きは避けると安心です。
エジプトポンド以外の通貨は使えますか?+
ホテルや大型店ではドルやユーロが通じる場合もありますが、市場や庶民的な店では現地通貨のエジプトポンドが基本です。両替は空港より街中の両替商の方がレートが良いことが多いです。