タンゴと牛肉、南米のパリと呼ばれる街ブエノスアイレス
ブエノスアイレスはヨーロッパ移民の記憶を色濃く残す南米屈指の大都市で、フランス様式の建築とラテンの熱気が奇妙に同居している。夜な夜な人々が肉を焼き、ワインを傾け、路地裏からはタンゴのバンドネオンの音が漏れてくる。24時間眠らないと言われる街のリズムに、旅の予定はゆるめに組んだほうがいい。
見どころ
レコレータ墓地
エビータが眠る霊廟が並ぶ壮麗な墓地で、彫刻のような墓廟が迷路のように広がる。散策だけでも一つの美術館のような体験になる。
カミニート(ラ・ボカ地区)
原色にペイントされたトタン屋根の家々が並ぶ港町の一角で、タンゴダンサーが路上で踊る様子も見られる。サッカーの聖地ボカ・フニオルスの本拠地もすぐ近く。
コロン劇場
世界三大劇場の一つに数えられる豪華なオペラハウスで、音響の良さでも知られる。内部見学ツアーで金箔と大理石の装飾を間近に見られる。
5月広場とカサ・ロサーダ
大統領府(通称ピンクハウス)が面する国家の中心広場で、政治集会やデモの舞台としても歴史に刻まれてきた。
エル・アテネオ・グランド・スプレンディッド
かつての劇場を改装した書店で、舞台やバルコニー席がそのまま本棚として使われている世界一美しい書店の一つ。
パレルモ・ソーホーとボスケス・デ・パレルモ
緑豊かな公園と個性的なブティック、カフェが集まるおしゃれなエリアで、週末のフェリアも活気がある。
プエルト・マデロ
再開発された旧港湾地区で、女性橋(プエンテ・デ・ラ・ムヘール)越しに高層ビルとレンガ倉庫が並ぶ夜景が美しい。
モデルコース
グルメ
牛肉大国アルゼンチンの首都だけに、まずは炭火焼きの真髄を味わうのが鉄則。
南半球のため季節が逆転し、春にあたる9月〜11月と秋の3月〜5月が過ごしやすく観光に最適。真夏の12月〜2月は蒸し暑く、7月前後の冬は朝晩が冷え込む。
地下鉄(スベ)と広範なバス網が発達しており、交通系ICカード「SUBEカード」があれば市内はほぼどこでも移動できる。深夜の一人歩きは避け、流しではなく配車アプリでのタクシー利用が安心。
両替はレートの良い「ブルードル(闇レート両替)」を扱う店やアプリ経由の送金サービスを使う旅行者が多く、公式レートより有利に現地通貨を得られることが多い。
よくある質問
治安面で気をつけることはありますか?+
スリや置き引きが多いエリアがあるため、貴重品は分散して持ち、夜間の外出や人通りの少ない道は避けるのが無難。ラ・ボカ地区は観光通り以外に立ち入らないよう注意したい。
アルゼンチンの通貨事情で注意点はありますか?+
インフレが激しく為替レートが変動しやすいため、両替は必要な分だけ小分けにし、大きな金額を一度に両替しないほうが安心。
タンゴショーはどこで見られますか?+
サン・テルモ地区やラ・ボカ周辺のタンゴハウスで本格的なショー付きディナーが楽しめるほか、日曜のサン・テルモ市では路上パフォーマンスも見られる。