サヴァ川とドナウ川が出会う要塞都市、ベオグラードを歩く
ベオグラードは「白い街」という名の通り、幾度も破壊と再建を繰り返してきた不屈の都市です。サヴァ川とドナウ川が合流する丘の上には古代から続くカレメグダン要塞がそびえ、旧市街のボヘミアンな路地裏と社会主義時代の巨大建築が奇妙に同居しています。派手な観光地というより、歴史の層をそのまま肌で感じられる街です。
見どころ
カレメグダン要塞
サヴァ川とドナウ川の合流点を見下ろす巨大な城塞公園で、ローマ時代からオスマン、オーストリアと支配者が変わるたびに増改築されてきた。夕暮れ時の眺めが特に美しい。
聖サヴァ寺院
バルカン半島最大級の正教会で、金色のドームが街のどこからでも見える。内部モザイクは今も制作が続けられている。
スカダルリヤ
石畳が続くボヘミアン地区で、19世紀末から芸術家や詩人が集った酒場が並ぶ。ライブの民族音楽を聴きながら食事ができる。
共和国広場
ベオグラードの中心にある広場で、国立劇場と国立博物館が向き合う。待ち合わせ場所として市民に親しまれている。
ネマニャ通り(クネズ・ミハイロ通り)
共和国広場からカレメグダンまで続く歩行者天国のメインストリート。カフェやショップが並び、街歩きの起点になる。
ニコラ・テスラ博物館
セルビア出身の発明家テスラの遺灰と発明品が展示された小さな博物館。実演コーナーでは放電実験を間近で見られる。
サヴァマラ地区
サヴァ川沿いに広がる旧倉庫街を改装したエリアで、川に浮かぶスプラフ(水上クラブ)が並ぶベオグラード名物のナイトスポット。
モデルコース
グルメ
肉料理とパンが主役の力強いバルカン料理に、オスマン・中欧双方の影響が色濃く残る。
4月から6月、9月から10月頃が過ごしやすく、公園やカフェのテラスを満喫できる。真夏は30度を超える日も多く、真冬は氷点下まで冷え込むが、12月のクリスマスマーケットも雰囲気がある。
中心部はコンパクトで徒歩移動が基本だが、路面電車とトロリーバスの路線網が発達しており、ICカード式のBusPlusカードを使うと乗り継ぎが楽になる。タクシーは安いが、必ずメーター使用のCarGo系アプリを使うと安心。
スプラフ(水上クラブ)で遊ぶなら、観光客向けの派手な店より地元の若者で賑わうサヴァ川上流側の店を選ぶと、料金も雰囲気も断然良い。
よくある質問
ベオグラードは治安が良いですか?+
中心部は観光客にとって比較的安全ですが、深夜のスプラフ周辺やスリには注意が必要です。人通りの多い通りを選んで移動しましょう。
言語や通貨で困ることはありますか?+
通貨はセルビア・ディナールで、クレジットカードは中心部なら広く使えます。若い世代は英語が通じやすいですが、市場や地方では簡単なセルビア語の挨拶があると喜ばれます。
ベオグラードだけで何日あれば十分ですか?+
主要な見どころなら2〜3日あれば周れますが、ノヴィ・サドなど近郊都市への日帰り旅行を含めるなら4日以上あると余裕を持てます。