ファーロ:旧市街の城壁と干潟が広がるアルガルヴェの玄関口
ファーロはアルガルヴェ地方の州都でありながら、リゾート然としたビーチタウンとは一線を画す落ち着いた港町だ。中世の城壁に守られた旧市街シダーデ・ヴェーリャ、コウノトリが巣を作る大聖堂、そして街の目の前に広がる干潟リア・フォルモーザ自然公園が、この街ならではの表情をつくっている。多くの旅行者はビーチへの通過点として素通りしてしまうが、実際に歩けば漁師町の生活感と歴史が濃密に残っている。
見どころ
シダーデ・ヴェーリャ(旧市街)
13世紀の城壁アルコ・ダ・ヴィラに囲まれた石畳の一角。夜になると門がライトアップされ、コウノトリの巣が城壁の上に点在する。
ファーロ大聖堂(セー)
ゴシックとバロックが混在する大聖堂。屋上テラスに上ると旧市街と干潟リア・フォルモーザまで見渡せる。
人骨堂(カペラ・ドス・オッソス)
カルモ教会に付属する礼拝堂で、壁一面が約1200体分の人骨で覆われている。ポルトガル南部でも屈指の異色スポット。
リア・フォルモーザ自然公園
街の沖合に広がる潟湖と砂州の生態系。ボートツアーでフラミンゴや渡り鳥を間近に観察できる。
ファーロ市立博物館
旧修道院を改装した博物館で、ローマ時代のモザイク「海の神々」など考古学コレクションが充実している。
アルコ・ダ・ポルタ・ヌォヴァ周辺のマリーナ
ヨットが並ぶ港沿いの散歩道で、対岸のデゼルタ島(ファーロ島)へ渡る小舟の発着点でもある。
デゼルタ島(イーリャ・デゼルタ)
船で20分ほどの無人に近い砂州の島。ポルトガル最南端に近い手つかずのビーチが広がる。
モデルコース
グルメ
漁港の街だけあって新鮮な魚介と干潟の貝類が名物で、素朴なアルガルヴェ料理を安く楽しめる。
3月〜5月と9月〜10月がベスト。夏の観光客とビーチ渋滞を避けつつ、リア・フォルモーザの自然観察や街歩きに適した気候が続く。
旧市街と大聖堂周辺はコンパクトで徒歩で十分回れる。デゼルタ島やリア・フォルモーザへはマリーナから出るボートツアーを利用するのが一般的。
大聖堂の屋上テラスは入場料が数ユーロと安いのに、旧市街とコウノトリの巣、干潟までの絶景が一望できる穴場。開館直後の朝一番が空いていて写真も撮りやすい。
よくある質問
ファーロは何日あれば十分観光できますか?+
旧市街と大聖堂、人骨堂だけなら半日〜1日で回れるが、リア・フォルモーザやデゼルタ島まで含めるなら1泊2日が理想。
ファーロからアルガルヴェの他のビーチ町へは行きやすいですか?+
ファーロは空港と鉄道駅があるため、ラゴスやタヴィラなど近隣のビーチ町への電車・バスの拠点として非常に便利。
デゼルタ島へはどう行けばいいですか?+
旧市街近くのマリーナから出ている小型フェリーやボートツアーで約20分。夏場は本数が増えるが事前予約が無難。