モロッコ

迷路の街フェス、世界最古の大学と革なめし工房を歩く

フェスはモロッコ建国以前から続く精神的首都であり、旧市街フェス・エル・バリは車の入れない迷路のような世界最大級の中世都市です。革なめし工房の強烈な匂い、真鍮を叩く音、驢馬が荷物を運ぶ光景など、中世がそのまま生きています。マラケシュより観光ずれしておらず、職人の街としての素顔に出会えるのが魅力です。

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次のステップ

見どころ

1

シュワラ革なめし工房

9世紀から続くとされる石造りの染色槽が並ぶ光景は圧巻で、屋上テラスから見学するのが定番。強烈な匂い対策にミントの葉を渡されることが多い。

2

カラウィーン・モスク&大学

859年創建、ギネス認定の現存する世界最古の大学と言われる。非イスラム教徒は中庭を外から覗く形になるが、その荘厳さは十分に伝わる。

3

ブー・イナニア・マドラサ

14世紀のマリーン朝建築の傑作で、非イスラム教徒でも内部見学が可能な貴重なマドラサ。精緻なゼリージュタイルと木彫りの装飾が見事。

4

バブ・ブジュルード(青の門)

フェス・エル・バリの象徴的な正門で、外側は青、内側は緑のタイルで彩られる。門をくぐれば路地の迷宮が始まる。

5

ネジャーリン広場と木工博物館

かつての隊商宿フォンドゥクを改装した博物館で、木工職人の道具や作品を展示。広場の噴水とカフェで一息つける憩いの場。

6

メラー(ユダヤ人地区)

新市街フェス・ジュディッドにある旧ユダヤ人街で、木造バルコニーが並ぶ独特の街並みが残る。シナゴーグや墓地も見学できる。

7

ボルジュ・ノール(北の要塞)とメルニダ墓地の丘

16世紀の要塞跡から旧市街全体を見渡せる絶好のビューポイントで、特に夕暮れ時の眺めが美しい。

モデルコース

8:30
バブ・ブジュルード 開門直後の人が少ない時間帯に青い門をくぐり旧市街散策をスタート
9:30
ブー・イナニア・マドラサ 朝の柔らかい光でタイル装飾をじっくり鑑賞
11:00
シュワラ革なめし工房 屋上テラスから染色槽の全景を見学、革製品の買い物も
13:00
ネジャーリン広場周辺の食堂 パスティラやタジンで遅めの昼食
17:00
ボルジュ・ノール 要塞跡から旧市街全体に沈む夕日を眺める

名物グルメ

フェスはモロッコ料理の中でも最も洗練された宮廷料理の発祥地とされ、繊細な味付けが特徴。

パスティラ · 鳩肉や鶏肉、アーモンドを薄いワルカ生地で包み、シナモンと粉砂糖をふった甘辛い伝統料理でフェス発祥とされる。
フェス風タジン(メシュメル) · オリーブとレモンの塩漬けを使った鶏肉のタジンで、酸味と塩気のバランスが絶妙な地元の定番。
ハリラスープ · レンズ豆やトマトをベースにしたスープで、ラマダン中の断食明けに欠かせない一杯。
ケフタ・タジン · 香辛料を効かせた牛や羊のミートボールを卵とトマトソースで煮込んだ、屋台でも人気の一品。
ベストシーズン

3月~5月と9月~11月が最適。真夏は40度近くまで気温が上がり、旧市街の迷路歩きは体力を消耗するため避けたい。

市内移動

フェス・エル・バリ内は車両通行不可のため徒歩が基本で、道に迷うことも旅の一部と考えるのがコツ。新市街や空港との移動には割安なプティタクシー、長距離にはCTM/Supratoursの長距離バスが便利。

現地の裏ワザ

路地で「そちらは行き止まりだ」と親切に道案内してくる人の多くは実は関係ない商店に誘導しようとするガイド役なので、本当に迷った時はホテルの名前を告げてスタッフか警察官風の人に聞くのが安全。

よくある質問

フェス・エル・バリでは道に迷いやすいと聞きますが大丈夫ですか?+

9000本以上の路地が入り組む世界最大級の迷路都市なので迷うのは前提。スマホの地図が使いにくい場所も多いため、初日だけでも地元ガイドを雇うと効率よく回れる。

革なめし工房の匂いは本当にきついですか?+

かなり強烈な動物性の匂いがするため、入り口でミントの葉を渡されることが多く、それを鼻に当てながら見学するのが定番のスタイル。

マラケシュとフェス、どちらを優先すべきですか?+

観光インフラや夜の賑わいはマラケシュが上だが、職人文化と中世の街並みの純度ではフェスが上回るため、時間があれば両方、限られるなら好みで選ぶとよい。

旅行に便利

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